韓国に住む外国人妻のはなし

韓国在住歴4年目になる韓国ライフ発信ブログ

延世大学で韓国語を学ぶことになりました。

韓国ソウルの中心部に位置する延世大学(ヨンセ)。

外国人生徒へ韓国語の教育を行う延世大学語学堂には、正規課程・夜間課程・3週間短期課程・夏季特別課程などのプログラムが分かれている。

自身が参加したい日程、期間によってプログラムを選ぶわけだが、ここでは正規課程について紹介する。正規課程は、A・B・Cコースの3つに分かれるが、

Aコース:1~6級の6段階に分かれた午前中に行われる授業カリキュラム。級の選別は、入学直前に語学堂内でクラス分けテストを受けて割り振られる。日本語を母国語とする学生ならほぼすべての学生がAコースを選択する。

Bコース:1~8級の8段階に分かれた午前中の授業カリキュラム。韓国語の文法や構造に不慣れな西洋圏出身の学生が選択するコースのため、授業進度がAコースより緩やかに進む。入学申請書類に、どちらかを希望する項目があるが、稀に間違えて選択する学生もいる。上級(4級以上程度)は、学生数の減少により、AとBコースが合併してクラスが編成されることもある。

Cコース:上記A、Bコースの午後授業。

 

の、3つに分かれる。春・夏・秋・冬学期の4つの学期ごとに申し込みがあり、各学期は10週間。開講の約1か月前ころまでに申し込みの申請があり、前述のとおり1~6級のクラスごとへの振り分けは開講直前に語学堂内でクラス分けテストを受けることになる。

入学申請は先着順となるため、申し込みが遅いと「午後授業(Ⅽコース)になることがあります」という前情報がある。が、申請締切日直前に入学申請した学生が午前授業にいたり、結構前もって申請したのに午後になってたという人もいたり(具体的にいつだとは聞かなかったので、個人の感覚の違いがあるかもしれない)午前午後の振り分けに関する情報はいまいち信憑性はない。提出書類の準備にも時間がかかるため、できるだけ早く入学申請手続きを始めるに越したことはないだろう。

入学申請に必要な書類は下記の通り。

◎提出書類

①入学申請書(ホームページで会員登録後の画面でダウンロード)

②パスポートのコピー1部

③最終学籍の卒業証明書1部(英語でも日本語でも可)

④留学生保険証明書(韓国でも日本の保険会社でも可。開講後、1週間以内に事務所へ提出)

⑤証明写真1枚(カラー、3.5cm*4.5cm、6か月以内に撮影されたもの)

ホームページでログイン後、「マイページ」→「写真管理」の項目からアップロードする。

 

※2学期以上(90日以上)滞在する学生で、ビザの申請をする学生は、学生名義の銀行の残高証明書(9,000ドル以上の預金) を追加提出する必要あり。

 

正規課程の1~6級というクラス編成は、1級から始まって6級が最上位クラスになる。

例えば2017年の春学期は、クラス分けテストが3月6日、1日空いて8日にオリエンテーション。この日にはすでに自分がどのクラスになるか、掲示板に貼り出されている。そして授業は3月9日から、という流れ。開講に合わせて航空券や滞在場所の手配をしてしまうと出遅れてしまうので要注意。

 

◎クラス分けテスト

語学堂の正面玄関前にある掲示板に貼り出された「新入生はココへ」という看板を頼りに、まずは大教室へ移動する(D120号室であれば、正面玄関から1階下った講堂)。約200名程度が収容される大教室であるが、予定時間が近づくと座席が足りなくなり、おおよそ50~60名は付近に立たされたまま簡単な説明を受ける。(ものの10分間の説明だが、座りたければ早く到着して席を確保することをお勧めする)

テストは筆記試験と面接があるという説明。韓国語の読み書きが一切できない生徒はこの場に残るように、という指示ののちに、一斉に移動が開始される。ここで韓国らしい(?)効率の悪い振り分けが始まる。大教室を出る前に、前方に立つスタッフの方から教室が書かれた小さな紙きれを受け取るように指示されたのだが、約250~300名近くの生徒が、2つ扉に一斉に押し寄せて大混雑。なんだかなぁ・・・みたいな顔をした付近の日本人の方と目が合い笑いあった。

テストの実施は紙切れに書かれた小さい教室にて。「#401」なら4階の1号室だ。大混雑を潜り抜け、指定された教室に入ると10名(遅れてきた生徒も含めると計12名)着席しており、この教室で合っているか?と確認される。テスト用紙が配られ、名前を書いて試験開始。日本人が2~3名、中国系学生が4~5名、西洋系学生が2~3名程度の割合だった。テストの途中で、右端の生徒から順に、別部屋に移動して面接を受ける。

・名前と出身を教えてください。

・今はどこに住んでいますか?

・そこから学校へは何で移動してきましたか?

など簡単な面接の質問に答えて、面接は終了。どの程度のレベルが話せるのかのチェックであるため、話せれば話せるほど面接時間が長くなるといったような流れ。

筆記テストは初歩的な助詞を答える問題から、徐々に難易度が上がり、分かるところまで答えてなさい、という形式。全16ページまであり、解けなければ自信をもって途中でギブアップ。

テストが終わり次第帰ってもよいものか悩んだが、最後の学生の面接試験が終わるまで、先生が部屋まで戻ってこなかったため、結局最後まで教室で暇を持て余すことになった。退屈したくなければ、韓国に来る前に勉強しておくべき。

オリエンテーション

開講前日に開かれるオリエンテーション。クラス分けテスト同様、語学堂正面玄関の前にある掲示板に、どこへいくべきか貼りだされているのでチェック。英語・中国語・日本語別にオリエンテーションが割り振られているので、間違えて別の教室に入らないように。(間違えて中国語の教室に入ったために、内容が何も分からなかったという学生に会って笑った)

6級で現在勉強中という日本人学生の女生徒から、延世大学、語学堂の設備・施設を簡易的に説明された後、学生証・外国人登録・銀行口座開設などについてサラッと説明を受ける。

その場にいる周囲の人も、初めてその日に延世大学へ入学するのだから、不明点があれば恥ずかしがらずここで質問して解決するのが、自分のためと周囲のためになる。

◎開講

ついに開講日。オリエンテーション当日に、クラス分けテストの結果から、クラスの発表が掲示板に貼り出されているので確認しておく。できればこの日に、該当クラスの教科書を購入しておくのがよい。1~3級までは日本語で解説が書かれた教科書が購入できるため、購入する際は「〇급 일번어ジュセヨ」と注文すればよし。割り振られたクラスの教室に移動し、ついに授業が始まる。クラスの編成は10~13名程度で編成されており、日本人だけが固まるようなクラス割にはなっていない。クラス内にいる母国語を話す友人とだけ付き合っていても、韓国に来た意味がない。

できれば、海外から韓国語を学びに来た学生たちと、拙くても韓国語でやり取りする習慣を身に着けることが大切だろう。

 

そんなこんなで、韓国ソウルにある超名門校、延世大学で韓国語の学習を始めることになる。