韓国に住む外国人妻のはなし

韓国在住歴4年目になる韓国ライフ発信ブログ

はい、韓国に住むことにしました。

私の彼は、韓国で生まれ、韓国で育った、在韓中国人だ。

彼の祖父が、戦時中または戦後まもなく中国から韓国へ渡り、故郷への帰国をせずに(もしくはできずに)生活を送り、彼が3代目となる。俗に「華僑」と呼ばれる人たちだ。

※諸外国へ移住し、中国国籍を持たない人々を「華人」と括る説もあるが、当人達が自分たちのことを「화교(韓国語で華僑)」と呼ぶため、当ブログでも華僑と呼ぶこととする。

 

当時(現在も)、社会主義を掲げる中華人民共和国は、民主主義国家へ(偶発自発いずれであったとしても)亡命した国民への中国国籍付与、つまりパスポートの発行を許可しなかったため、彼の家族は台湾国籍を所持している。

韓国では、「在韓中国人」として生活し、海外旅行に出かけるときだけ台湾国籍を所持した「台湾人」として出入国するのだ。見た目もさることながら、話す言葉ももちろん生まれ故郷の韓国語をネイティブとするために、普段生活している分には「外国人」というレッテルは彼には必要ないだろう。

しかしあえて、彼は自分のことを「外国人」と呼ぶ。彼のアイデンティティーがそうさせるのか、単に周りの人とは「違う」ことを誇りに思っているのか。

 

さて、私はそんな彼と生活を共にすることを決意した、日本生まれ、日本育ちの日本人。

彼の生まれた地、韓で共同生活を始めることになったのだ。

 

このブログは、そんな韓国での「外国人妻」としての備忘録を綴ったものである。